メディア・広告業界の会社で、広州、上海、北京などのバス停の広告など屋外広告を専門としている会社です。
あとで写真でも紹介しますね。
企業銘柄コードは、8230.HK
主たる上場取引所は、香港GEM
会社名は英語が、 Clear Media Ltd.
同じく中国語名が、白馬戸外媒体有限公司
同じく日本語名が、クリアー・メディア
同じく略式名が、白馬戸外媒体
業種は、メディア・広告になり、
取引銀行は、HSBC, Shanghai Pudong Development
監査法人は、Ernst & Young
本社は、香港です。
会社サイトのURLは、http://www.clear-media.net
決算期は、12月末です。
最低購入株数(単元株数)は、1,000株で、
最低購入必要額は、最低で6,600香港ドル必要です。
時価総額は、3,450百万香港ドルで、
配当利回りは、なしです。
最新の株価収益倍率(PER)は、25倍です。
広告業界ってあんまり中国株で取り上げられないから人気がないのかな?
これからざっくり過去業績分析をしていきます。
このコンテンツは、グラフを多く使います。
ざっくり分析の目的は、企業に稼げる能力があるかどうかを見抜くために、
過去の業績を点ではなく、流れで見ていくことで、ポイントを見つける様を紹介するためです。
業績の流れをみるには、グラフでみるのが一番です。
そういうことなので、過去の実績の財務データを表で見たい人は、【銘柄分析の心得】にログインしてみてくださいね!
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①損益推移をみると、売上はここ5年間で毎年20%ほどの成長で順調ですね。
売上利益(粗利)も40%前後、営業利益も20%と高いですね。
しかし、ここ5年で5ポイントほど利益率が落ちているのが気になりますね。
中国の広告市場は拡大し、単価も上昇しているとよくききます。
バスの広告といえば中国では停留所が中心。
早くありとあらゆるバス停をおさえるために、多少値段が安くても権利を取得しているのでしょうか?
広告の契約相手先は政府なので、許可をもらうための人脈と資金が必要なんでしょうね。
②貸借推移を見てみると、会社全体の資産も順調に大きくなってきています。
その他固定資産(左上の黄色)が多いのが気になりますね?
貸借対照表の主要でない部分 (その他・・・)の金額が大きいときはその中身を必ず調べましょう。
調べてみると広告の掲載の権利をたくさん取得しています。
この会社の生命線ですね。
広告の掲載の契約というのは、掲載期間をきめて契約を締結し、使用料を政府に支払います。
つまり、この会社の場合、この広告掲載の権利が増え続けている間は、自分たちで広告を掲載できるスペースが広がっていることを意味します。
ここを今後もみていかないといけないですね。
③キャッシュフローの推移をみると営業キャッシュフロー(水色の棒グラフ)が順調に伸びています。
この会社は、減価償却費が少ないので、営業キャッシュフローと、損益計算書の利益がほぼ一致します。
今後は損益計算書で利益が増えていたら、営業キャッシュフローも伸びていると考えてもいいでしょうね。
設備投資(紫色の棒グラフ)は、広告の権利の取得ですね。
現在は広告掲載場所の拡大のために、稼いだ分はどんどん投資していっている状況ですね。
今は稼ぎ時でもあるし、一気に規模を拡大しる時期でもあるようで会社の成長期ですね。
④設備投資額と減価償却費の推移をみると、設備投資の額が圧倒的に大きいですね。
これが貸借対照表の固定資産が大きくなっている原因ですね。
この会社の投資は、広告の掲載の権利の取得です。
この権利は契約で最長で15年のものがあり、現在ののこり平均契約期間は9年だそうです。
すると毎年、経費として損益計算に発生させる金額は、ざっくりいって固定資産全体の9分の1です。
しかし減価償却が100百万元ほどあってもいいのに発生してないので、調べてみる必要がありますね。
⑤キャッシュフローマップを見てみると、ここ5年間、右下のエリアで動いていますね。
稼ぎながらその分拡大のための投資に回している状況で成長期といえますね。
⑥投下資本の調達と運用の推移を見ると、調達したお金の8割は使われています。
調達資金はほとんど株主からの調達ですね。
また運用しているのも、ほとんど固定資産で広告掲載権ですね。
⑦EVAとROIC-WACCスプレッドを見ました。
株主の資本コストは、これまで市場の平均は8.8%。
そのため、この会社の事業から得るリターンはこれよりも少ないので、
スプレッドはどんどん拡大して2007年では2%まで広がっています。
広告市場という成長が見込める市場なのですが、おもったより稼ぐ能力は小さいようです。
⑧総コストに占める償却費の割合は今や1%と非常に少ないですね。
⑨最後にROICツリーをみましょう。
ROICツリーとは、企業の投資家のリターンを正確に見るために一番参考になる指標です。
ROAやROEはそれだけで、参考にできる指標ではありません。
また企業の稼ぎ能力をみるROICを、分解したものがROICツリーで、これをみることでこの企業の儲ける力が収益性にあるのか、それとも効率性(すくない資金で事業をどれだけ大きく動かせているか?)にあるのか分析できます。
現在は7%程度ですね。
税引後営業利益率(NOPLAT)が20%から16%まで下がってきています。
原価率が57%から61%にまで増えているので、ここを調べないといけないですね。
ちなみに、ここで説明しているのは企業が調達した資金に対して、どのくらいのリターンを上げているかについてです。
この稼ぐ能力が長期的に株価に影響を及ぼしますが、あなたが稼ぐ能力とは別です。
株価は企業の将来性とは直接関係なくても日々動きますよね。
そのため高く買ってしまえば、ここで説明しているリターンさえ得られません。
あくまで妥当な価格で投資できたらの話です。
そのために、今の株価が高いかどうかを自分で把握できないといけません。
その方法はここでは説明していませんので、下のメール講座に参加してご覧になってくださいね。
広告業界なんて安定してそうだけど、この企業も銀行からの借り入れすくないね。
キャッシュを稼ぐモデルなんで、銀行がお客様にした会社のはずなんだけど、小さい会社には安定していても貸さないんでしょうね。
中国の屋外広告市場について知っている人いたら教えてね。
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