環境・水処理事業の会社で下のような事業をしています。
最近、邱永漢さんのサイトで取り上げられるケースが多いですね。
だから取り上げました。それだけです。
企業銘柄コードは、8230.HK
主たる上場取引所は、香港GEM
会社名は英語が、 Shenzhen Dongjiang Environmental Co.
同じく中国語名が、深セン市東江環保股分有限公司
同じく日本語名が、シェンジェン・ドンジァン
同じく略式名が、東江環保
業種は、環境・水処理等になり、
取引銀行は、China Merchant Bank
監査法人は、ShineWing (HK) CPA Ltd.
おー監査法人は、有名なところじゃないなー。
ちょっと心配。
本社は、中国 本土です。
会社サイトのURLは、http://www.szdongjiang.com
決算期は、12月末です。
最低購入株数(単元株数)は、10,000株で、
最低購入必要額は、最低で48,100香港ドル必要です。
時価総額は、411億円で、
配当利回りは、なしです。
最新の株価収益倍率(PER)は、35倍です。
それほどでもないんですね。
なんかありましたかね?
これからざっくり過去業績分析をします。
このコンテンツは見やすくするために、グラフを多く使っています。
ざっくり分析の目的は、稼げる能力があるかどうかを見抜くために、
過去の業績を点ではなく、流れで見ていくことで
ポイントを見つける様を紹介するためです。
そのため業績の流れをみるには、グラフでみたほうが見やすいのです。
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①損益推移をみると、売上はここ5年間で毎年60%ほどの成長で順調ですね。
粗利も40%前後と高いですね。
しかし、ここ5年で10ポイントほど利益率が落ちているのが気になりますね。
調べるポイントですね。
競合がたくさんでていきているのなら、事業が差別化できない分野なのでしょうかね?
それとも、注力している事業分野が代わってきているのでしょうか?
それが本当で需要があるなら、差別化できないよりましですね。
②貸借推移を見てみると、会社全体の資産も順調に大きくなってきています。
キャッシュ(左上の赤色)が多いのが気になりますが、投資以上に入ってくるキャッシュが多いのでしょうか?
しかし、固定資産の伸び(左の紫色)と剰余金(右側の黄緑色)が同じくらい伸びているので、投資した分だけ回収していけているようですね。
③キャッシュフローの推移をみると営業キャッシュフロー(水色の棒グラフ)が順調に伸びています。
設備投資(紫色の棒グラフ)も営業キャッシュフロー(本業)で稼いだ分だけ投資していますね。
今は稼ぎ時でもあるし、一気に規模を拡大しる時期でもあるようで会社の成長期ですね。
④設備投資額と減価償却費の推移をみると、設備投資の額が圧倒的に大きいですね。
これが貸借対照表の固定資産が大きくなっている原因ですね。
これはキャッシュフロー推移で説明したとおり、資金繰りには問題ないくらいの投資ペースなのですが、減価償却費が少ないということは、それだけ毎年の経費に計上される部分少なくそれだけ、利益は稼いでいるように見えます。
しかし、需要がなくなり成長が止まるとなると、これまで投資してきた固定資産の償却費長い期間にわたって費用に計上するようにしているのですから、企業の業績にかなりのインパクトを与えることになるかもしれません。
キャッシュフローの状況が良くない会社で、このパターンだと危険ですね。
利益でよく見せておいて、実は成長期も資金繰りは良くないのはね。
投資している内容をみて、償却額が少ない原因を見る必要がありますね。
もし、関連会社などの企業買収への投資などが多いのであれば、この状況は納得できます。
工場などへの投資は償却費が発生しますが、会社やプロジェクトへの投資は償却費が発生しない場合がありますから。
⑤キャッシュフローマップを見てみると、ここ5年間で中心あたりから、右下の角へ移っていますね。
縦軸が投資キャッシュフローの金額の大きさ、横軸が営業キャッシュフローの金額の大きさを表しているので、いままさに稼いで投資をしっかりやっている時期であることがわかりますね。
⑥投下資本の調達と運用の推移を見ると、調達したお金の3割は使われてなさそうです。
そのため貸借対照表の現金が多いんですね。
調達資金はほとんど株主からの調達ですね。
また運用しているのはほとんど固定資産なので設備や企業への投資でしょうか?
⑦EVAとROIC-WACCスプレッドを見ました。
株主の資本コストを12%と見ると、スプレッドはどんどん拡大して2006年では14%まで広がっています。
それでも金額にすれば50百万元なので、8億円程度の価値創造にしかなりません?
しかし、このまま成長が続けばいつ成長が鈍化するのかというリスクが投資家に芽生えてきますので、資本コストがあがってきます。
資本コストは、投資家がこれくらいのリターンがもらえなけりゃこの会社に投資したくないと思うか、そうでないかのぎりぎりの境界線のリターンのことです。
現在は投資家が思う以上に業績を上げているので価値を創造していることになりますが、将来性に疑問がでてくると投資家は要求するリターンを高めてくるので、そうなると株価の伸びもとまってきます。
⑧総コストに占める償却費の割合は4%と非常に少ないですね。
⑨最後にROICツリーをみましょう。
ROICツリーとは、企業の投資家のリターンを正確に見るために一番参考になる指標です。
ROAやROEはそれだけで、参考にできる指標ではありません。
また企業の稼ぎ能力をみるROICを、分解したものがROICツリーで、これをみることでこの企業の儲ける力が収益性にあるのか、それとも効率性(すくない資金で事業をどれだけ大きく動かせているか?)にあるのか分析できます。
先ほども調達した資金と運用している資金に差があるといいました。
そのため、一番左を見ると運用側のROICは2006年40%近くあるのに対して、調達側のROICは30%と10ポイントも差があることがわかります。
つまり、本業に投資して投資した事業から返ってくるリターンは40%近くあるのに、本業に投資する以上に資金は既に集まっているから、投資家全体からみるとこの企業に投資することで得られる実質リターンは現在は30%だということです。
事業のリターンは40%だけど、この会社に妥当な価格で投資すると投資家へは30%のリターンっていうことになります。
長期で企業の成長を見越して投資する場合は、本業のリターンを見るのも大事ですが、資金を効率よく運用しているところもみていかないといけません。
この会社の事業は成長性があるけど、そこにあんまり投資しないで現金のまま置いている部分が多いから、全体から見るとあんまり儲かっていない企業だったってことになりかねません。
東江環保の場合、その企業が投資する事業のリターンに対して、投資家のリターンは10%ぐらい下回るとみて投資を考えた方がいいでしょうね。
あくまで妥当な価格で投資できたらの話で、株価の高い時に投資しては意味がないですよ。
そのために、今の株価が高いかどうかを自分で把握できないといけません。
その方法はここでは説明していませんので、下のメール講座に参加してご覧になってくださいね。
Qさんがいうだけの銘柄なので、財務的には問題ないとおもいます。
あとは、将来性のある事業なので、将来の成長性が見込めたときに大きな投資をやるとなったら、その内容で株価が大きく変わるでしょうね。
また、中国の成長性のある小さな銘柄には、ほとんど銀行の資金がないですね。
小さくて、資金が出ていく会社だから銀行は貸さないのでしょうかね?
知っている人いたら教えてね。 みんなでシェアしましょう。→問い合わせ先
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