親会社の北京発展(0392.HK)が43%を保有するIT部門が独立会社ですね。 システムインテグレーション、情報ネットワークの構築、ITテクニカルサポート・コンサルタントサービス、ソフトウェアの開発・販売、レストランの経営、賃貸用オフィス不動産への投資をやっています。なんで、レストラン経営や不動産投資までIT部門やねん?
具体的には、
が中心です。
スマートカード事業は、具体的には"一a通"というカードをつかって、現在北京市内でカード事業をしています。
具体的には、事前に地下鉄の駅や売店でカードをデポジット20元(3-400円)はらってカードをもらい、そこにお金を補充し、バスや地下鉄でカードリーダーに触れるだけで、キャッシュレスで改札が通過できるシステムです。現在、バス、地下鉄、タクシー、ほんの一部のコンビニ、スパーなどで使えるようですが、ほとんどの人はバスとタクシーを利用するために持っています。
特にバスは利用者を増やすためか、このカードならバスの運賃が6割引になるため、みんな利用しています。そのため、発行枚数は本当かどうかわかりませんが、既に1,000万枚を突破し、08年には1、800万枚を目指しています。
どこの店でも使えるようになれば、非常に便利なカードですが、難点はいちいち地下鉄の駅や端末が置いてあるところへいって、お金を充填しないといけない点です。私は、地下鉄の切符売り場、バスの切符売り場の一部でしか見たことがありません。
また、スーパーや飲食店など小売店では既に銀行のキャッシュカードでデビットカードと同じ機能がついているので、交通利用以外の目的でこの"一a通"の利用される範囲が拡大するのかよくわかりません。
しかし、いま北京市内だけしか使われておらず、今後天津、四川省の成都などでも利用できることになるようです。
このように交通カード目的だけでも、他の地域での利用がすすめばまだまだ成長する余地はありそうですね。
実際、カードの映像をお見せしますね。
企業銘柄コードは、 0154.HK
主たる上場取引所は、香港メインボード(レッドチップ)
会社名は英語が、 Beijing Development (Hong Kong) Ltd.
同じく中国語名が、北京発展(香港)有限公司
同じく日本語名が、北京発展(香港)
同じく略式名が、ベイジン・デベロプメント・ホンコン
業種は、ソフト・システム開発等になり、
取引銀行は、Bank of China (Hong Kong) Ltd., Standard Chartered Bank, Bank of China等
監査法人は、Ernst & Young
本社は、香港です。
会社サイトのURLは、http://www.bdhk.com.hk
決算期は、毎年12月末です。
最低購入株数(単元株数)は、1,000株で、
最低購入必要額は、最低で4,280香港ドル必要です。
時価総額は、375億円で、
配当利回りは、年率0%です。
去年までの株価倍率指標は、上記の通りですが、現在は年初よりも株価が3倍以上になっています。
黒字化した影響でしょうか。非コア事業を積極的に整理した結果です。これまでのように今後は続くかはわからない、一時的な改善ですね。
現在は、PERは171倍ぐらいまであがっています。
ROICは、あんましたいしたことないですね。
スマートカードの技術に強みがあるわけでもなく、ただカードを作っているだけでしょう。
その程度なら、リターンが10%に満たないのもよくわかります。
それは、下記のNOPLATをみてもお分かりのように、利益の変動でROICが影響しますね。

この会社は、しょっちゅう親会社通じて新株発行による資金調達をしています。
よって、既存の株主の利益を希薄化していないかチェックしないといけないですね。
当然、EVA(経済的付加価値の創造)は行われていません。今回は資本コスト(割引率)10%にまで下げていますが、当然ROIC(投下資本利益率)が10%を超えたことはないので、毎年価値を破壊して企業全体の価値を実質減少させてきています。
営業キャッシュフローは、順調に伸びています。個々の伸びがこの企業のこれからのカギですね。ずっと順調に回収できればいいけど。
損益計算書をみても、毎年利益が順調に伸びているとは思えませんが、営業キャッシュフローベースでは伸びていますね。
貸借対照表を見ると、多少現金が全体の資産の2割ぐらいを占めているので、この使い道を知りたいのだがあんまりよくわからないです。
最後にこの企業には投資したくないのだけど、その理由は本業以外の子会社やパートナーとのジョイントビジネスが多すぎて、その内容がアニュアルレポートに書かれていないこと。
また、コストの説明が全く書いていないこと!終わりダー!IRなっていない!
今年度の中間決算は、売上げは倍増しているけれども、コストが極端に増えた分利益はあんまり変わっていない。
しかし、一時的な本業以外の収益で全体の損益を取り繕っている様子がうかがえて、あんまり信用できないから。
取り繕っていなくても、いまいちスマートカード事業の売上げと収益性が読取れないので、2008年にカード発行枚数が今の1.8倍になるといっているから、それくらい株主の価値も向上していたら検討はじめてもいいかなって思いました。
もっといろいろ知っている人いたら教えてね。 →問い合わせ先
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