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中国株銘柄分析ドットコム > 中国株ざっくり決算書分析 > 雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)【決算書分析】

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)は、

 加工食肉の製造・販売を行っている。

2004年から日本の伊藤ハムと提携で、北京に合弁で会社をつくり、日本のハムを中国に販売する拠点になっています。

伊藤ハムが60%、雨潤食品の子会社が25%の出資なので連結対象ではないですけど。

中国における合弁会社設立のお知らせ

企業銘柄コードは、 1068.HK

主たる上場取引所は、香港メインボード

会社名は英語が、 China Yurun Food Group Ltd.

同じく中国語名が、中国雨潤食品集団有限公司

同じく日本語名が、雨潤食品

同じく略式名が、ユラン・フード

業種は、食品・飲料になり、

取引銀行は、Bank of Communications Co., Ltd., China Construction Bank Corporation 等

監査法人は、KPMG

本社は、中国です。

会社サイトのURLは、http://www.yurun.com.hk

決算期は、毎年12月末です。

最低購入株数(単元株数)は、1,000株で、

最低購入必要額は、最低で9,980ドル必要です。

時価総額は、2,123億円で、

配当利回りは、年率0.84%です。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の株価倍率評価

現在のPERは、巷あふれる無料サイトの数字では前年の一株当たり利益をもとに算定しているので高く見えすぎですね。

もし使うなら、現在の株価÷今年度の予想一株当たり利益(EPS)を使うべきですね

今年度の予想利益をとりあえず参考に調べるなら、

経済通(ETNET) の公司資料庫捜尋ですね。

ここで、中国語ダメな人は英語版に切り替え、銘柄コード1068をいれて検索し、”ProfitEstimation”をチェックしてください。EstimateConcensusに、業績予測をしている証券会社の平均が出ています。

07年9月10日現在の株価(終値)が9.98香港ドル

07年度の予想一株あたり利益(EPS)が0.43香港ドルなので、

株価収益倍率(PER)は、22.43倍(9.98÷0.43÷1.0345)

1.0345は一株当たり利益を人民元から香港ドルに換算しなおすレートですから。

サーチナの株価情報だと、27倍ですね。

株に投資するとは、今ある自分のお金を差し出して、将来のキャッシュを受け取る権利を得る行為のこと。

将来の受け取る権利がいくらなのかは、投資する対象によって決まり、その金額はその企業の投資家が受け取る権利のあるキャッシュフロー(フリーキャッシュフロー)によって担保されているから、とりあえず将来の数値を使って何でもみていかないといけないと思います。

過去の業績は、その投資する対象の経営者が言っていることと、やっていることがあっていて信頼できるのかを検証することにしか使えませんから。

では、ROIC(税引後投下資本営業利益率)をみてみると、10~40%と非常に大きな変動をしています。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)のROIC(税引後投下資本利益率)

特に、2005年度は運用側から計算したROIC、調達側から計算したROICとの差が非常に大きくなっています。

その差20%ですね。

ところで運用側から計算したROICとは、調達した資金を本業に投資しているとおもわれる部分だけを抜き出して分母にして計算しています。

調達側とは、もちろんこの企業が調達したすべての資金(株主資本+有利子負債)を分母にしています。

こちらの見方だと、本業に投下されていない資産(現金などまだ使われていない資産、遊休資産)なども含めて計算されてしまうので普通使いません。

しかし、運用側と調達側の差をみることで、調達した資金の運用度がいいのかわるいのかわかります。

いくら資金を調達しても、それを運用する金額がすくなければ、全体としてリターンは下がってしまいますよね。

だって、使われていなければ、日本の銀行預金のように保管だけされていて、ほとんどリターンを生みませんから。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の調達資本の運用度

案の定、調達資本の運用率をみていると、2005年は50%ほどしか使われていないのがわかりますね。

なぜ、こんなに下がったのか調べる必要がありますよね。

その前に、ROICをもう少し分解して理由を探って見ましょう。

そのときは、ROICを分解してNOPLAT(税引後営業利益率)投下資本回転率の推移をみればいいですね。

ROIC=NOPLAT(税引後営業利益率)×投下資本回転率に分解でき、ROIC=(税引後営業利益÷売上高)×(売上高÷投下資本)ですから。

これまでの説明がわからなければ、投資の原則lについて書いたレポートを読んでください。

投資一通りの本来考えるべき原則がすべてわかります。

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雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)のNOPLAT(税引後営業利益)

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の投下資本回転率

NOPLATは、ここ5年で5%から10%と、5%ほど高まっているのがわかりますね。

また、投下資本回転率は、05年以外は投下した資本に対し、売上げが2回転するほどの売上げが上がっていますが、05年だけ4回転近くになっています。

投下資本回転率が高ければ高いほど、効率のいい経営をしているこはわかるのですが、この企業の場合は原因を調べないといけないですね。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)のNOPLAT(税引後営業利益)分析

その前に、NOPLATが5%上昇した原因をみてみましょう。

NOPLAT=税引後営業利益÷売上

=(売上-原価-販売管理費)×(1-税率)÷売上

=(1-原価÷売上-販売管理費÷売上)×(1-税率)

=(1-原価率-一般管理費率)×(1-税率)

に、変更できますね。

見てみると、販売管理費が12%から7%と、5%減っていますね。

その反面、税率も5年前は35%あったものが、0%にまで下がっていますね。

中国の場合、日本に比べ業種や投資している内容によって、免税の恩恵を受けている場合もあるので、調べる必要がありますね。

いつまでも税金がほとんどない状態で企業が運営していくことが出来るわけないですから。

また、これは将来の企業のキャッシュフローに影響し、企業の価値にも響いてきます。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の経済的付加価値(EVA)

食品業界は、今後も需要の伸びが安定しているので、この企業の投資家のリスク認識(これくらいのリターンをあげてくれないと、投資したくないわと思う感覚)を10%とします。

そう考えた場合、この企業のROICは 05年以降20%を超えていますので、価値を生み出していますね。

投資家が期待する、つまり自分で運用しなくてこの会社に預けるほうが高いリターンをもたらす会社であることがわかります。

妥当な価格でこの企業の株式を購入できることが前提ですが。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)のキャッシュフロー(CF)

05年の投下資本回転率が、通常の年より20%もあがっている原因をみるために、キャッシュフロー計算書貸借対照表ををみてみましょう。

そうすると、04年度と05年度のキャッシュフローがなんか怪しいですね。

04年は営業キャッシュフロー(薄い青)は、他の年度と同じレベルですが、投資キャッシュフロー(紫)が突出し、財務キャッシュフロー(薄緑)が上に突出しています。

これは、営業キャッシュフローで、膨大な投資による支出をまかなえないから、何らかの形で外部から資金を調達したのでしょう。

05年は、営業キャッシュフローにあまり変化は見られませんが、投資キャッシュフローが逆転し、収入が発生しています。

これは、なにか資産を整理し、売却収入があったと考えられます。

では、その裏づけを貸借対照表でみてみましょう。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の貸借対照表(BS)

04年度は、資産側は、その他流動資産(ピンク色)、負債資本側は、有利子負債(最も濃い青) が増えています。

つまり、銀行借入れや社債などで資金を調達して、短期的な投資に利用していたっ可能性があります。

また、05年度は、前年度のその他流動資産と有利子負債はほとんどなくなっています。

そのかわりに、現預金と株主資本が増えています。

これは、05年度に、不要な資産を売却し、また投資家から出資(増資)による形で資金をさらに調達し、その資金で有利子負債を返済したものと考えられます。

また、将来の投資のために株主から調達した資金の大半が、まだ現金として残っているものと考えられます。

04年と05年度の資産の大きさかが考えても、ROICを計算するときの分母である投下資本が、運用側から計算(実際事業で利用されているものだけを集める方法)するのと、調達側(実際投資家から集めた資金の合計)から見るのとでは大きな差があるから、ROICにも差がでてきたことがわかります。

このように、過去の業績をROICという、投資家のリターンを測る唯一の指標を、単年度ではなく、複数年度の推移をみることによって、その原因を財務諸表3表(キャッシュフロー計算書、貸借対照表、損益計算書)を駆使してみていくことで、この企業の財務情報のどの部分を深く調べていけばいいのかわかりますね。

ただ、財務分析をして数値が高い低いとか考えても意味がありません。

投資家としてリターンに結びついている原因は、この企業がどのようなオペレーションをしているのかを考えながら、それが妥当なのか間違った方法なのか、そんなことを考えながら読み取ろうとする姿勢が大事です。

そうすれば、アニュアルレポートも調べる項目が限られてきます。

雨潤食品(ユラン・フード、1068.HK)の損益計算書(PL)

最後に損益計算書を見てみましょう。

もう、上記の指標は財務諸表でこの企業の過去業績の内容は読取っているので、損益計算書を深読みする必要もありません。

損益計算書は、経営者が決められた会計ルールのなかで合法的な基準を選択してつくりあげた、経営者自信がつけた成績表ですから見てもあまり意味がありません。

あー、売上げや利益が伸びているなーぐらいでいいです。

なんか、有名な投資家が見る財務諸表の順番は、キャッシュフロー計算書→貸借対照表→損益計算書

儲からないわれわれボロ投資家は、損益計算書→貸借対照表→キャッシュフロー計算書 !

違いがなんかありますね。

では、同じアプローチをしても結果は同じなので、とにかく違うことをやってみることをオススメします。

自分のアプローチを変えずに、違う結果を期待する人は、実はこの人たちのことを精神病というそうです。

世の中たくさんいそうですね。

もっといろいろ知っている人いたら教えてね。問い合わせ先

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