日本向け、中国向けに生鮮食品、加工食品、米を作っている会社ですね。国内、海外ともに半々の売上げがあります。
北京のスーパーでも、このマークとこの会社の食品を良く見かけます。
製品別には、
野菜は、全体の売上げの半分、その中でもねぎ、たまねぎで全体売上げの12%となっています。
加工食品は、全体の売上げの半分、煮物、冷凍食品、漬物、缶詰食品、米など。
煮物は大根が良く売れているらしいです。
中国でも、おでんは人気なので、そこで利用されているのかな?
米以外の製品の粗利は、おおよそ50%です!すごい!
米製品は粗利は27%です。
この会社は、中国大都市の周辺に、積極的に生産農場や加工工場を建設しています。
また、生産から搬送、販売までのフル・サプライチェーンシステムを構築中とのこと。
また、経営を取り仕切る執行役員のメンバーは若いですね。
孫さんは、41歳で、この会社の創立者でもあり現在は総経理です。
全国農村青年創業リーダーの一人ですね。
共産党中央党員学校通信教育学院経済管理学科卒業とのことなので、共産党員ですね。
他の執行役員2名は、秘書・財務担当で会計士の資格を持つ人ばかり。。。
よって、すこし農業自体の生産や加工に実績のある人が、トップにいないのが心配ですね。
過去業績分析をしてみると、
投下資本利益率(ROIC)は、非常に高いのですが、この3年間で20ポイントぐらい落としています。
84%から60%に減ってきています。この高さは異常ですね。
営業利益率が49%から39%に落ちてきています。
また、投下資本回転率が、2.1回から1.5回に落ちてきています。
いま、日本をむけ世界に出荷できる体制を構築中なので、まだ投資が先行するので、ROICは下がっていくと思います。
固定資産が、この3年で3倍になっていますからね!
最後に非常に気になったのは、有利子負債ですね。
これまで無借金経営だったのが、転換社債を発行しています。
これは、ある一定価格で株式への転換ができる権利をもった社債ですね。
株価よりも転換価格が安ければ、株式への転換を行使し、市場で売却することで、社債を購入したお金と、キャピタルゲインを手にすることが出来ますね。
これが、すごく投資家としては、注意してみる必要があります。
それは、転換価格についてです、我々市場から購入する価格にくらべて、安い価格で社債権者が株を調達することができるとなると、既存の株主の価値を破壊していることになります。
そこで、香港証券取引所で検索して、この会社のアニュアルレポートを見てみました。
2005年度(2006年4月決算)のアニュアルレポートの注記をみれば、06年1月に325百万HKドルの転換社債を発行しており、転換価格は2.6HKドルのようです。つまり、全部転換されれば1億株もの発行株式が増えるわけですね。
これは、現在の株主の価値が15%も毀損されることになります。
自分も、この社債買っておけばよかったなーとおもいます。
現在の株価は、7香港ドルですから。。。
株価は、現在の利益水準が永遠に続くと考えて、15%で割り引いても、87%も割高なので相当将来を織り込んでいるようです。
購入する際は、将来の成長性と、転換社債の株式転換による影響を織り込んでバリュエーションする必要がありますね。
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